GUITAR & EQUIPMENT

GUITARS

FENDER STRATCASTER '60

アルバム「大いなる野望」でメインに使われた、ゲイリーの銘器のひとつのこのサーモンピンクのストラト。 グレッグレイクバンドに参加していた時にグレッグ自体もサーモンピンクの ストラトを探していて、たまたまGARYが立ち寄ったギター・ショップで 売っていたのをグレッグの為に買ったが「傷が付いているから要らない」と 言う事で自分の物になったらしい。 リフレットしてある以外はすべてオリジナル。トレモロ・ユニットは、スプリングを”エディー風”(3本を山形に張る)にしてあり、若干フローティング状態にしてあるようです。

GIBSON LES PAUL Standard '59

ゲイリーといえばこのレスポール。 もうギターキッズの憧れの一本でした。 ピーターグリーンがフリードウッド・マックを脱退した直後にほとんどタダみたいな 金額で譲ってもらったもの。 シリアルナンバーは、”9-2XXX”で’59年の 後半に出荷されたもののようです。 カスタマイジングはクルーソンからグローバーへのペグの交換、リアP.U.用のボリュームとトーンのノブが新しいものに換えられている以外はすべてオリジナル。 当然ピックアップもP.A.F.ハムバッカー。フロント・ピックアップの向きが上下反転しているのが特徴で、入手時に既にマグネットが逆さまに装着されていた。従ってセンター・ポジションではフェイズアウトの出力となる。リア・ピックアップのエスカッション周辺に塗装の剥落あり。サウンドは「パリの散歩道」でおなじみの強力なサスティーン&フィードバック!  ピーター・グリーンのトリビュート・アルバムである「ブルース・フォー・グリーニー」はこのレスポールで録音されている。また、1990年代にネックを破損した(リペア済み)とされる。  2006年3月、様々な事情が絡んでMaverick Musicに売却された模様。その後は紆余曲折の末、2018年現在はMETALLICAのギタリスト、カーク・ハメットが所有している。このギターを再現したレスポールがギブソン・カスタムショップから発売されたこともある。

HAMER Explorer

ビデオ「エメラルドアイルス」のカバーに載っているMAMERエクスプローラー. シリアルナンバーが’0731’ 1984年8月31日にHAMERからGARYにおくられたものでピックアップはHAMER Slammerrs(Dimazio製)とのこと。  GARYはやはりピックアップの配線を反対にして使用していたらしい。

CHARVEL CUSTOM STRATCASTER

シャーベルのMODEL2とMODEL3を合体させたようなスペシャル・ヴァージョンでレギュラーの製品には無いモデル。 トレードマークになっているシャーベル・ヘッドではなく、ストラトのオールドヘッドでヘッドのロゴは旧タイプのもので’84年以前に製造されたモデルと思われる。 22フレットのローズ指板に1ハムバッカー、1ボリュームといたってシンプルなギター。 ピックアップはEMG58、トレモロ・ユニットはフロイドローズがマウントされている。

CHARVEL CUSTOM STRATCASTER

ダークレッドとほぼ同じ仕様でホワイト・カラーのもの。 指板はメイプルで塗装しない生地を生かしたもの。 ピックアップはやはりEMG、トレモロ・ユニットはフロイドローズ。 あの名曲「The Loner」はこのギターとGK(ギャリエン・クルーガー)のアンプの組み合わせらしい。

JACKSON STRATCASTER

シャーベルMODEL6とほぼ同仕様のジャクソン・ギター。 ピックアップはジャクソン、サーキット類もMODEL6と同じだが、トレモロ・ユニットがジャクソンのユニットでナット部のストリング・ロック部分を六角レンチではなくコインを使用できるもの。

Takamine EF456S

LIVEでの「Victims Of The Future」の演奏でおなじみのタカミネ・アコースティック・ギター。 EF456Sと言う輸出モデルの12弦のエレクトリック・アコースティック・ギターでボディやヘッド、そして指板に見られるメキシコ貝のインレイが美しいギター。 本来はスプルース・トップのハカランダ・バックの仕様だが、特注品のブラック・フィニッシュなので材料は不明。

GIBSON LES PAUL Standard '59

89年の終り頃入手された59年のレスポール・スタンダードでアルバム「Still got the Blues」は大半がこのギターでレコーディングされたようです。 本人もこのギターを”スティル・ゴット・ザ・ブルース・レスポール”と呼んでおり、かなりのお気に入りのようです。 ボディトップは大柄のフィギュアド・メイプルを使用しており、50年代のレスポールにしては珍しくハッキリとトラ目が出ています。 ぺグはグローバー102Cに交換れ、消耗品も全て交換されています。ピックアップはオリジナルPAFでフロント・ピックアップのみ、ピーター・グリーンから譲り受けた例の59年製レスポール・スタンダードと同じように逆にマウントしてあるようです。

GIBSON LES PAUL Standard Vintage'95

レスポール・ヴィンテージ・リイシュー・モデル。 ゲイリーのシグネチャー・モデルの開発担当のアシュリー・バンボーンと言う人が95年に製作したギターらしい。 ボディのカラー、フロントピックアップの逆マウントは例の59年製を参考にしているようです。 リアピックアップはセイモア・ダンカンをマウントしています。

GIBSON LES PAUL Signature

ギブソン・ゲイリー・ムーア・シグネチャー・レスポールのプロトタイプ。 ネックグリップ、ボディのカラーリングは”スティル・ゴット・ザ・ブルース・レスポール”に準じており、ボディやネックのバインディング、ピックガードは無し。 ピックアップは、ギブソン498ホット・アルニコ。このピックアップはミッドレンジを膨らませたヴィンテージ風のサウンドをパワーアップした物らしい。さらにフロントピックアップは逆にマウント してあるようです。

GIBSON LES PAUL Standard '96

97年リリースされた「ダーク・デイズ・イン・パラダイス」のジャケットでもお馴染みのど派手レスポール。 96年製のレスポール・スタンダードをシルバー・スパークルにリフィニシュしたもの。リフィニッシュと黒のプラスティック・パーツを使用している以外基本的には市販のスタンダードと同じ仕様のようです。

GIBSON ES-335TD/SV '60

ギブソンES-335TD/SV。60年製で1997位から愛用しているギター。 このES-335TD/SVはES-335TDの上位機種でステレオ仕様の物。基本的にはES-335TDと同じでビブラートが外されステップ・テイルピースにカスタマイズ、アッセンブリもステレオからモノに変更されている。 ペグ、ブリッジ、ナット、フレット、ピックアップカバー等も交換されています。

GIBSON LES PAUL Standard Double Cutway

19593年に発表されたダブル・カッタウェイのレスポール・ジュニアと同じシェイプで、カーブの付けられたトップ材にはフレイム・メイプルをラミネイトしたレスポール・スタンダード。 24フレット仕様でペグはグローヴァー製に交換されている。アルバム「BACK TO THE BLUES」の中の「The Prophet」で使用。

Fritz Bros SUPERDELUX  semi hollw

1992年頃のツアーにとく使われていたFritz BrosのSuperDeluxというカスタムテレキャスター。 セミホローのボディにピックアップは3つともEMGのシングル。ミッドレンジブースター搭載。

FENDER TELECASTER

ボディは1963年製のテレキャスター。ピックアップはオリジナルのままだが、ネックは新しい物と交換してあるようです。スライドギターはこのギターでプレイされたようです。

HERITAGE 150

ヘリテージ150のアンティーク・サンバースト・フィニッシュ。 リアピックアップはEMG81でシャーベル・ジャクソンなどのゲイリーのステージ・ギターで愛用のピックアップ。 フロントピックアップはPJマークス。

Takamine PTS-015

タカミネのエレアコPTS-015。 ボディはスプルース+アジアローズ。ネックはエボニー・オン・マホガニー。 「スティル・ゴット・ザ・ブルース」と「ミッドナイト・ブルース」のアルペジオ・サウンドは、このギターにアレシスのクアドラヴァーブのコーラスをかけたサウンドのようです。

Equipments

1983 setting

初来日時のセッテイング。マーシャルは5台ヘッドのある内、左2台がギター用でJCM800シリーズの100W。あと3台のヘッドの内、1台はベース用、もう1台はキーボード用でゲイリーは足元の3台のヴォリュームペダルの内2台でそれぞれのヴォリュームをコントロールしてモニター代わりに使用していたようです。

BOSSのエフェクター。マスター・スイッチ/パワーサプライ、フランジャー、オクターヴァー、アナログ・ディレイ、コーラス、ディストーション。

ローランド・RE-555は300~400ミリ秒のディレイ・タイムでリピート2位のロング・ディレイ及び深いコーラス効果で使用。

接続順はまずギターからBOSSのDS-1からBOSSのヴォリュームペダルを経由してジャンクション・ボックスへ。ジャンクション・ボックスから2系統に分岐され2台のマーシャルへ。1つはそのままマーシャルへプラグ・イン。もう1つの方はBOSSのマスター・スイッチでループしたBOSSのエフェクツを経由しローランド・RE-555に行き、もう1台のマーシャルへプラグ・インされています。

1989 setting

マーシャルJCM800シリーズ「1959」100W、下の2つはピンSW×2の1967年タイプで「1987」50Wと「1959」100Wの組み合わせ。

ローランドSDE3000デジタル・ディレイ、ローランドSRE555テープ・ディレイ(コーラス、スプリングリヴァーブ内蔵)、ミディヴァーブⅡデジタル・リヴァーブ。

アイバニーズとマクソンのオーヴァードライブとBOSSのDC-2(コーラス)はステレオアウト。

テープディレイ、デジタル・リヴァーブ、デジタルディレイのフットスイッチと、ローランドデジタル・ディレイSDE3000のプリセット・スイッチ、BOSSのフット・ヴォリューム。

1999 A DIFFERENT BEAT Tour setting

マーシャルJCM2000デュアルスーパー・リード×2
フェンダー・デュアル・ショーマン・リヴァーブ×2エンクロージャーは12×4のG1275T×2レコーディングではマーシャルJTM-45リイシュー・アンプ、マーシャル1960B(EV12Mスピーカー)のセットも使用。

エフェクツはマーシャル/SV-1(スーパー・ヴァイブ)、BOSS/TR-2(トレモロ)、アイバニーズ/DDL20(リヴァーブ)、BOSS/DM3(アナログディレイ・・・昔から使っていますね)
、マーシャル/BB-2(オーバードライブ)、アイバニーズ/TS10(チューブ・スクリーマー)、VOX(ワウ・ペダル)、アリオン(チューナー)

2001 BACK TO THE BLUES Tour setting

ギターアンプはフェンダー・デュアル・ショウマン・リバーブとマーシャルJCM2000デュアルスーパーリード。

フットペダルは、左側からアンプのスイッチング・ボックスでリバーブのオンオフ、チャンネルの切り替えが可能。BOSSのアコースティックシュミレーター”AC-2″、Ibanezのデジタルディレイ”DDL20″、Ibanezのフランジャー”PC10″、Marshall”BB-2″、Ibanezのチューブスクリーマー”TS10″、VOXのワウ・ペダル。

右側はLine6のディストーション・モデラー”DM4″、アリオン・チューナー、BOSSのフット・ボリューム”FV100″